2025年8月27日～8月30日に金沢工業大学扇が丘キャンパスで開催された2025年電気学会電子・情報・システム部門大会において、高橋研究室所属の応用情報工学科4年・安海夕愛さんが優秀ポスター賞を受賞しました。
発表題目は「話者の理解度を考慮したRAGによる応答システムの提案」（安海夕愛、佐藤駿一、福田卓海、高橋聖）です。本研究では、ChatGPTに代表される大規模言語モデル（LLM）におけるハルシネーション問題に対処するための技術、検索拡張生成（RAG）に基づき外部知識を参照しながら応答を生成するシステムを構築しました。さらに、語彙や文構造の難易度に基づいて利用者の理解度を推定し、そのレベルに応じて説明の平易さや専門性を動的に調整する仕組みを導入することで、会話の冗長を抑制する研究です。評価の結果、理解度推定が妥当であることが確認され、利用者ごとに適切な応答表現を生成できることを示しました。ご受賞おめでとうございます。
話者の理解度を考慮したRAGによる応答システムの提案
